【Jillie Jay】“或る日"※特別公開中！

おはようござい✌️

たいせいです！
皆さんいかがお過ごしでしょうか
寒過ぎないか？最近。
12/21にクリスマスパーティーがあります！皆様に会えることとても楽しみにしています🎅🎅🎅

とても回りくどく1日にあったことをまるで小説かのように書いてみます。何の事件も起こらないごくありきたりな或る日です。
0〜24時までを書いています。
時間の無駄ですので見る方は何の覚悟も持たずにお読みください。

“或る日"

0時過ぎS駅で待ち合わせしていたK先輩と会う。彼は高校時代からの付き合いで最近、共通の友達が開催したパーティで再会して飲むようになった仲だ。

S駅の近くで平日でも遅くまでやってる居酒屋を探す。
外は身を切るような寒さだったので駅からすぐの汚い地下の店に入ることにした。

煙草と油の匂いが混ざる独特な空間で冷え切った体を温めるように酒を流し込む。
気づけば油と煙の匂いは当たり前になり僕は五感の中で最も寛大なものは嗅覚だろうと思った。

好物のアジフライをビールで流し込みながら昔話に興じる。
居酒屋で放たれた数々の言葉たち、噂、文句、敬意、未来、現在、疑問、批評、傷の舐め合い等々はまるで川に浮かぶ泡のように踊り出しては消え記憶の片隅にも残らない。

酒が残すものは体の気だるさと心の喪失感が常で、たまに顔が綻ぶような名シーンを思い出し笑うことができる慎ましい権利だけだ。

居酒屋を出て僕の自宅へ行き各々お気に入りのビールを買い乾杯した。

彼は以前僕がダウンを欲しがっていたのを聞いて、もう着なくなったPUMAのダウンを僕にくれた。

「あたたかくて助かります」

「思っていたより袖が汚れていたから頑張って落としてくれ」

ダウンの温もりと先輩の優しさに嬉しい気持ちになった。そして2人で気に入ってる音楽の話をした。JojiやSrv.Vinchを聞いて盛り上がった。先輩は夜行性な為僕は先に寝て朝起きたら練習に向かった。

練習を早めに切り上げ、KETZさんとSuthoomさんと衣装の生地を見に行った。生地屋さんはとても面白い。
一風変わった生地を見てこれがシャツやドレス、カバンなどになるとは全く思えなかった。服を作る人たちはまるで魔法使いのように思えた。

お目当ての布を見つけた後
KETZさんにM駅まで送ってもらい2人に別れの挨拶をした。

僕はとても腹が空いていたので飯屋に行くことにした。高校時代M駅にはよく通っていたので迷わず歩みを進めた。

この後の予定に間に合わせるには15分以内には腹を満たさなければならず牛丼屋に入った。

牛丼並を頼む。
僕が上着を脱ぎ荷物を置き食事の構えをしているうちに目の前には牛丼並がふてぶてしく鎮座していた。

日本の牛丼屋のスピードは世界に誇るべき技術だと思う。

5分巻きで牛丼を平らげ、電車に乗りY駅に向かった。

Y駅近くのスタジオで一月末のイベントにて僕のチームでナンバーを出すためそのリハーサルがあるのだ。

ナンバーに参加している子たちは皆控えめで静かな性格だ。
顔見知りも何人かいるがこの練習のために宇都宮の方から通ってきてくれる子もいる。

彼らは僕らに興味を持って何かを得たくて参加している。
ありがたい事だ。ただ彼らは緊張している。毎回僕は悩むのだ。どのようにして仲良くなろうか、どのようにしたらリラックスして過ごすことができようか。
元々自分のことに興味を持っている、強いて言うなら不自然に片方が興味を持っている状態で出会う人間。そのコミュニケーションはとても難しい。
普通お互いにそれ相応の興味持ちつつそれぞれの壁を建てて交流を図る。少しずつお互いの持ち球を投げていき向こう側の球を拾う。そのボールから壁の向こうの人間を知っていく。

初対面でお互いのことを全く知らないフェアな状態の方が僕は得意だった。

彼達にはどの球を投げるのが適切なのか。そして投げたとしても小さなどんぐりしか返ってこなかったらどうしようか。ダンスの話をしたとしてもなんかなぁ、と考える。
バーで初対面の人と話して酒のうんちくやらなんやらをべらべらと話されてもこちらとしては困るものだ。もっと人間的な部分を聞きたいと思う。

そんなことを考えつつ練習を終えた。

何人かで一緒に居酒屋に行ったがその時間の殆どを元々知ってる奴との会話に使ってしまった。
次はあまり話したことない人とも話せると良いなと思う。

家に着いたらまたすぐS駅へ向かった。深夜に撮影があるからだ。
歩いている途中で24時を回ったのでこの散文を終わりにする。

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